今回は時期が時期なので『キャバクラの年末営業』について書かせていただきます。
キャバ嬢は着飾ってへらへら笑って酒飲んでたら給料もらえるんだから楽だよね~。
お客さんからよく言われることのある言葉ですが、皆さんが思っているほど楽な仕事じゃないのです。
目次
夜の世界は入れ替わりが早い
「夜の世界は入れ替わりが早い」と言う言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
『年齢制限でしょ?期限切れただけ』
違います!
年齢制限があるとしたら熟女パブなど存在しませんし、お店の判断次第でキャバクラであってもクラブであっても、年齢がいくつであっても働かせてもらえます。
ではなぜ、夜の世界は入れ替わりが早いのでしょうか?
単純に『きつい』からです。
確かに客観的に見れば、高給ですし、ずっと座ってお酒飲んで、ニコニコ楽しそうに話していて、楽だろうなと思ってしまいますよね。
私も働き始めるまではそう思っていましたし、周りにもそういう意見の人達が多かったです。
キャバ嬢が1番辞めていく時期は年始
毎年年末になると忘年会でたくさんのお客さんがキャバクラに行くようになります。
皆さん1年間頑張って働かれて年末はさぞお疲れだと思います。
疲れていると、どうしても自分よりも楽している人間を見るとつついてしまいたくなってしまうのでしょう。
1年間で一番キャバ嬢に対してお客さんの当たりが強くなるのも年末なのです。
そして1年間で一番キャバ嬢が辞めていくのが年始なのです。
もちろん、根性のない子だと年末までももたないのですが…。
キャバ嬢が辞めていく理由のほとんどは年末営業の辛さ。
キャバ嬢目線の年末営業
年末はとにかくお店が混む。席を抜けてきて一息つく暇もなく次の席へ。
精神的にも肉体的にも疲れます。それに加えて、年末の理不尽なクレームの多さです。
席について「さあ、楽しんでもらおう」と思った矢先のクレーム。
心折れちゃうよ(´;ω;`)
マイナス営業
クレームで一番多いのが女の子のマイナスについてです。
(マイナスとは:本来キャバクラではお客さん一人に対してキャバ嬢一人が着くというマンツーマンが当たり前なのですが、急な団体での来店などでキャバ嬢が足りなくなるとマンツーマンでの対応ができなくなること)
席に着いたタイミングで言われるクレームのほとんどは「マイナスであること」について。
「スタッフに確認してみますね」とスタッフに確認すると「マイナススタート了承貰っています」と…。それをお客さんに伝えると「そんなこと聞いていない」と怒られます。
もう一度スタッフに確認すると「お連れ様から了承いただいてます」と。
再度お客さんに伝えると、しぶしぶ納得してくれるか、さらに怒り出すかのどちらかのパターンに分かれます。
前者はそこからは楽しく過ごしましょうとなれるので良いのですが、後者であった時が本当に大変です。
「納得できない!」とヒートアップしていくのですから。
連れのお客さんがなだめに入ってくれる場合はすぐに解決できるのですが、年末に来店されるお客さんは店に来た段階でほとんどの方が出来上がっているため、隣の女の子と楽しくお喋りしていて隣で怒っている連れに全く気付かないということが多々あります。
あまりにも納得してもらえない場合はその席全体とスタッフで話し合いです。
ここで暴れ出してしまうお客さんもいます。
グループ内の誰かしらがお店側と揉めてることに気付いてください!
お触り
次に多いのがお触りです。
キャバクラは基本的にお触り禁止です。
年末のお客さんは通常営業の時と違ってお触りの注意に入ると怒りだしてしまう人が非常に多いです。
年末料金の影響か「高い金払ってるんだから少しくらい触らせろよ」と言われることが多くなります。
でもね、他の席のお客さんも条件は一緒なんですよ?
ごねたって「良いですよ」となることはないんですよ…。
もっとひどい人だと「こいつが触っていいって言ったんだよ!良いって言ったよな?」と隣に座っているキャバ嬢に怒鳴りつけるお客さんもいたりします。
高い金払って触りたいのなら風俗に行ってくれよ…。
たまたまついたお客さんに触っていいよって言うキャバ嬢がどこにいるんだよ?いるならその女きっと痴女だよ。
金額
年末は料金トラブルが本当に多い!
だからこそ、まともなお店は必ず料金説明しているのですが会計でごねる。
純粋に「この遊び方でなんでこの金額になるの?」なら何とも思わないのですが、もめるお客さんのほとんどが料金の説明を受けているにも関わらず「聞いてない!ぼったくりだ!」と大騒ぎ。
キャバ嬢とスタッフで料金について必死に説明します。
「セット料金が○○円で延長1時間○○円×〇時間で指名料が〇〇円×時間でドリンクが……でこの金額になります」と納得するまで丁寧にわかりやすく。
その姿はまるで初めてのお使いの様。
ぼったくりだと疑うのであれば伝票を見せてもらって自分で計算してみるようにしてほしいものです。
キャバ嬢から見た年末営業まとめ
他にもちょこちょことしたクレームが入りますがほとんどが理不尽!
お店側が悪いのであれば素直に謝罪できるのですが、理不尽な理由なのでこちらとしても謝るわけにもいかず…本当に心が折れそうになります。
夜の世界のベテラン達
一見華やかにで楽しそうに見える夜の世界ですが意外に大変な努力しています。
通常の営業であれば裏で一服して休憩して気持ちを切り替えてから次の席へ着くのですが、それができない年末は自分なりにストレスを溜めない方法を考えて実行しています。
私も行っている方法や聞いた方法などをちょこっとだけご紹介しちゃいます。
話のネタとして観察
怒り始めたりしたお客さんに対して、普段であればきちんと向き合うことができるのですが、「年末の理不尽なお客さんに限ってそれは無理!」真剣に向き合ってたらこっちの精神がもたない。
だったら、「対応はするけど今度話のネタに使わせてもらおう」と自分のプラスに変換してしまうというもの。
他のお客さんに話すと反面教師として役に立つみたいで一石二鳥です。
笑顔で心の中で文句を言う
「もう無理!真剣に相手してたらキレちゃう!」と思ってしまった時に意外にやっている子多いらしいです。
どんなに理不尽なことを言われても、馬鹿にされ続けても「はい、はい、そうですね」と笑顔で対応しつつ心の中で反撃するという方法。
その席から抜けるまできちんと接客するためのプロ根性から生まれた技ですね。
揉める前にトラブル回避
お客さんがかなり酔っぱらっているなと思った瞬間からスタートです。
この方法が取れる子はかなりのベテランです。
説明を聞かないお客さんに「今大事な説明してるから聞いてよー」などとトラブルが起きないようにする方法です。
ストレスが溜まるのであればストレスになること自体を排除してしまおうと。
逆にチャンスだと思うようにする
嫌お客さんであればあるほど他のキャバ嬢は席に着きたがらないもの。
そこを逆にチャンスだと指名を貰えるように頑張るのです。
忘年会でべろべろになっているお客さんでも普段はとても良い人かもしれないとポジティブに考えて自分を納得させて仕事に打ち込む方法です。
夜の世界のベテラン達まとめ
普段はあまり考えていないように思われているキャバ嬢たちも仕事に責任をもって試行錯誤しつつ努力しているのです。
いかがでしたでしょうか?
普段へらへらしていると思われているキャバ嬢も意外に考え努力しているんだよというお話でした。
年末は特にハード!
お客さんが楽しめるようにキャバ嬢達も努力しています。
お客さんも楽しめるようにキャバクラのシステムや遊び方を把握しておくことをオススメします。
キャバクラの料金システムについてはこちらに詳しく書いてあるのでご覧ください。

キャバクラを楽しむためのルールについてはこちらに詳しく書いてあるので合わせてご覧ください。
