キャバ嬢は「お客さんを騙してお金を稼いでいる」というイメージを持っている方がかなりいると思います。
キャバ嬢側からしたら決して騙そうとしているつもりはないのですが、お客さんにお店に来てもらうためにしたリップサービスがそう思わせてしまうのでしょうね。
一般的なキャバ嬢のイメージとして同年代の女の子と比べてかなり良い金額の給料を貰っていると思われていますが、キャバ嬢と一言で言ってしまってもキャバ嬢によってお給料は全く違うのです。
キャバ嬢の給料についてはこちらに詳しく書いてあります。

そう言われてもやっぱり給料が高額なイメージなのがキャバ嬢ですよね。
たくさんの方が思っていることだと思いますが、週6日がっつり働いているキャバ嬢も昼夜兼業のキャバ嬢も「なんでそんなに働くの?」「そんなに稼いでどうするの?」と思ってしまいますよね?
キャバ嬢の中にはかなり出勤しているはずなのに常に「お金無い」と金欠宣言をし続けていく子も珍しくありません。
そこで気になるのが「一体何にお金を使っているの?」というところですよね。
今回はそんな疑問『キャバ嬢の出費』についてお話します。
目次
キャバ嬢の出費
キャバ嬢であれば使う金額に個人で差はありますが、使わなくてはならない出費があります。
金額は様々ですが合計するとなかなかの金額になってしまうものばかりです。
化粧品
キャバクラで働くためには見た目に気を使わなくてはいけません。
そのためには『基礎化粧品』や『メイク道具』が必ず必要になります。
『基礎化粧品』と一言でまとめてしまうとちょっとした出費に感じてしまいますが、本来であればきちんと化粧を落として寝ておくべき時間に化粧をしてお酒を飲んでいるのですから人一倍肌の手入れに気を使わなくてはいけないので
・メイク落とし
・洗顔
・化粧水
・美容液
・乳液
・パック
・ボディクリーム
と、簡単にまとめても最低これくらいは揃えなくてはいけないのです。
『メイク道具』にしても、それぞれのこだわりや肌質、メイクの流行りなどで色々な種類のメイク道具を揃えておかなくてはいけないのです。
美容代
先ほどの化粧品と類似していますが、やはりキャバ嬢は見た目も大事なので月々に色々と美容代がかさむものなのです。
・ネイル
・まつエク
・美容室
・エステ
・ダイエット器具
・ジム
簡単にまとめてしまうとこんな感じですが、毎月お金のかかるものやこだわっている子に関しては2週間に1度のペースでなど意外にかなりの金額を美容に費やしています。
仕事道具
キャバ嬢に欠かせない出費がこちらですね。
・ドレス
・ヒール
・ポーチ
・名刺入れ
・ヌーブラ
・ハンカチ
・ペン
・ライター
・名刺
・口臭予防品
どれもこれも無くては仕事にならない物ですが、これらもすべてキャバ嬢が自腹で用意しなくてはなりません。
ドレスやヒール、ポーチ、名刺入れはお店の雰囲気やコンセプトに合わせたものを用意しなくてはいけなかったり、安く済ませようとして安物を買ってしまえばすぐに壊れてしまったりするので結局しっかりとした物を揃えなくてはいけなくないため結構いい金額になってしまうのです。
ヌーブラ、ハンカチは様子を見てボロボロになってきているなと感じれば新しいものを用意する必要があります。
ペン、名刺、口臭予防品は消耗品ですので無くなれば新しいものを自費で用意します。
ライターはお店で用意しているところもありますが、用意されていないお店ではライターも実費で用意する必要があります。
コスプレ
お店でイベントを開催するとなれば用意しなくてはいけないのがコスプレです。
お店で用意してくれるところもありますが、大体は去年の使いまわしなので新しいものを購入しなくてはお客さんに飽きられてしまうのです。
コスプレも安いものを買ってしまうと生地がペラペラだったりとやはり安っぽくなってしまうため、良い物を買おうとすれば意外と高額になってしまうのです。
プレゼント
お客さんの誕生日はもちろんのこと、バレンタインやマメな子はクリスマスまでお客さんにプレゼントを用意する必要があります。
やはりいつも安くはない金額を使ってもらっているため適当なものを渡すわけにはいかず、なかなかの高額商品を用意することになります。
プレゼントは感謝の気持ちの表れですが、キャバ嬢にはかなりの痛手なのです。
交通費・タクシー代
キャバ嬢はお店の近くに住んでいたとしても、かなり距離のある所から通っていたとしても交通費は完全実費です。
遅刻しそうになった時や閉店後にキャスト同士で飲みに行った時の帰りにタクシーを使うのももちろん自費です。
ひと月で考えると意外にもかなりの額を交通費として使っていたなんてことはよくある話です。
交際費
キャスト同士で飲みに行った時や、プライベートでお客さんと飲みに行った時などに使う金額もなかなかのものです。
人にもよりますが、人気者であればあるほどその回数も多くなるのです。
薬・病院代
ここで言っている薬代は薬局で処方されるような薬のことを言っているのではなく、コンビニなどで購入するウコンやヘパリーゼなどのことです。
キャバ嬢は飲むことも仕事の一つなので飲み過ぎた日や「今日は飲むぞ」という日に必要なものなのです。
病院代はお店を病欠する時に診断書が無ければ罰金の対象となるお店が多く、罰金の対象にならないためにはただの風邪であったとしても病院に行って診断書を貰ってくる必要があるのです。
その際にかかる病院代や診断書も自費なのですが罰金を払うよりも安く済むために必要な出費なのです。
携帯代
携帯代はもちろん自費です。
お客さんの中にはキャバ嬢の携帯電話はお店から支給されたものだと思っている方もいる様ですが、そんな親切なお店は存在しません。
プライベート用とお店用に分けて携帯電話を2台持っていたとしても携帯代はすべてキャバ嬢の自費です。
今は携帯料金のプラン自体がかけ放題などでかなり安くなっていたりしますが、「昔は恐ろしい金額の携帯料金の請求がきていたんだろうな」と想像すると怖いです。
ファッション代
意外にも必要なのが洋服やカバン類です。
ドレスで接客するイメージから私服は関係ないと思われがちですが、同伴やアフターに限らず出勤の際にどこで誰に見られているかわからないため店のイメージを守るためにも私服にも気を使う必要があるのです。
そのため、いつも同じ格好をするわけにもいかないので私服も定期的に買わなくてはいけないのです。
アクセサリー類
キャバ嬢はアクセサリーも用意しなくてはいけません。
ドレスを着た時に合わせるためや同伴やアフターの際に地味にならない様に気を使わなくてはなりません。
こだわっている子は私服の時とドレスを着ている時につけるアクセサリーを分けたりするので余計にお金がかかるのです。
罰金
一番の痛手が罰金です。
遅刻した時、休んだ時、ノルマを達成できなかった時など理由は様々ですが、数千円から万単位までペナルティーとして罰金という形で給料から天引きされるのです。
入ってくるはずの給料が減るというのは最も嫌な出費です。
キャバ嬢の出費まとめ
この様にキャバ嬢であるがゆえに増える出費もあるのです。
女性はただでさえ美容などでお金がかかるのにドレスや余計なタクシー代や病院代に罰金まで…いくら稼いでも足りないと思ってしまっても仕方がないのかもしれません。
常に金欠宣言をしている子はブランド品やギャンブルなどにお金をつぎ込んでいる子もいますが、そうでなくてもキャバ嬢はお金がかかるのです。
いかがでしたか?
お金を稼ぐために行っている仕事で逆にお金がかかることに驚いた方もたくさんいたのではないでしょうか。
しかし、キャバ嬢からしたら当たり前のことなのです。