キャバクラの派遣って何?~派遣キャバ嬢について~

キャバクラでキャバ嬢から「今日はお手伝いに来ているんです」という言葉を聞いたこと

ありませんか?

キャバ嬢の言う「手伝い=派遣」という意味です。

キャバクラの派遣と言われても普通のキャバ嬢とどう違うのかよくわからないですよね?

今回は『キャバクラの派遣について』説明していきたいと思います。

キャバクラ派遣とは?

キャバクラ派遣とはその名の通りキャバ嬢を色々な店舗に派遣するサービスです。

キャバ嬢の出勤人数が少なくて困っているお店に、その日に日払いで働きたい女の子を派遣する、お店にも女の子にも嬉しいサービスなのです。

派遣キャバ嬢と普通のキャバ嬢との違い

一般的なキャバ嬢は一つの決まったお店でシフト制で出勤し給料日に働いているお店から給料を貰いますが、派遣キャバ嬢は決まったお店がなく自分の働きたい日に派遣を必要としているお店の中から自分の条件に合ったお店を選んで出勤し働いたお店で日払いで給料を受け取ります。

一つのお店で出勤の日を決めて働き続けるか、出勤したい日に出勤できるお店を選んで出勤するかというのが最大の違いです。

他にも、普通のキャバ嬢との違いは給料です。

一般的なキャバ嬢は決まった時給で働き月1~2回の給料日にお店から給料を受け取るのに対して、派遣キャバ嬢は働くお店によって時給が違い働いたその日の給料は全額受け取ることが出来ます。

キャバクラ派遣のメリット・デメリット

働いたその日に全額貰うことが出来るなら派遣の方が条件が良いように思われた方も多いと思いますが、やはり良い事ばかりではないのです。

登録している会社や派遣先によって多少異なることもありますが、ここで派遣のメリット・デメリットを説明していきます。

メリット

自由に決められる出勤日

キャバクラ派遣をする上で一番大きなメリットと言えるのが出勤日を自由に決められることです。

普通にキャバクラで働くとなると最低週何回以上出勤しなくてはいけないという契約があるため、契約に出勤日数が満たなくてはペナルティーの対象になることもあるのです。

しかし、キャバクラ派遣ですと週何回以上働かなくてはいけないという決まりがないため、自分の好きな日、好きな曜日に働くことが出来るのです。

仕事さえあれば、たとえ当日であっても働くということもできるのです。

毎日働くことも、月に1~2回だけ働くことも自由なのです。

日によって時給や場所などの条件を変えることが出来る

派遣キャバ嬢を募集しているお店の場所や時給や条件などがそれぞれ違うため、自分が納得して働くことのできるお店を自分で選ぶことが出来るのです。

ノルマがない

一つのお店で働くとなると月や週ごとにノルマがあるお店が多く、ノルマをクリアすることが出来ないとペナルティーの対象となりますが、キャバクラ派遣ではそのノルマが一切ないのです。

毎回同じお店に出勤するわけではないので、一度行ったことのあるお店であったとしても在籍として扱われるわけではなく派遣としてお手伝いに来ているということなのでノルマが発生することはないのです。

営業の必要がない

上でも説明した通り派遣キャバ嬢にノルマはありません。

そのため無理にお客さんを呼ぶ必要もないので、お店に来てもらうためにお客さんと連絡を取る必要がないのです。

仕事を掛け持ちしやすい

派遣キャバ嬢は昼間の仕事に影響を与えないで済むように「週末に1回だけ」「次の日が休みの日だけ」という様に自分の好きな日に仕事へ行くことが出来ます。

ですから、本業に影響がない様に自分で働く日数を調整することが出来るのです。

仕事に行ったその日に給料がもらえるので、普段は本業のみで急な出費があったり「欲しいものがある」「旅行に行きたい」など本業のお給料とは別に収入が欲しいと思ったタイミングだけ働くことも派遣ならできるのです。

辞めたいと思ったらすぐに辞めることが出来る

普通にキャバクラで働いていると辞めたいと思ってお店に申告しても最低でも1か月間は働いていなくてはいけません。

しかし、キャバクラ派遣はいつでもすぐに登録を解除することが出来るのです。

また気が向いたときに働くことができるように登録を解除せずに仕事をしないということもできます。

面倒な人間関係の心配がない

普通のキャバクラで起こりうる面倒な人間関係とは「スタッフからの色管」「女の子同士の派閥」などお店に在籍していては避けることのできない人間関係が派遣には一切関係が無いので巻き込まれる心配がないのです。

デメリット

バックがつかないお店が多いため大金を稼ぐことは難しい

キャバクラ派遣から仕事をするとバックがつかないお店がほとんどです。

なので、どんなに頑張ってたくさんドリンクを飲んだとしても指名のお客さんを呼んだとしても給料としてもらえるのは時給×時間の給料のみなので月に何十万、何百万という大金を稼ぐことが難しいのです。

働きたい日に確実に仕事がある保証がない

突然「今日働きたい」「明日働きたい」と思っても、派遣キャバ嬢を必要としている店舗が無ければ仕事に行くことが出来ないので、働きたいと思った時に募集がかかっていなければ仕事ができないのです。

派遣はお店に在籍するのとは違い、働きたい日に必ず仕事があるという保証がないのです。

毎回違うお店で働く煩わしさがある

毎回違うお店に行くということは、毎回「お店の場所」も違い、お店によって「細かいルール」の違いや「時給や条件」などお店によって違うことがたくさんあります。

その違いに毎回合わせていかなくてはいけないのです。

真っ先に早あがりの対象になる

派遣キャバ嬢の給料は時給でお金がもらえるのか基本です。

ですが、働きに行ったお店があまりに暇だった場合、真っ先に早上がりの対象となるのは在籍キャバ嬢ではなく、派遣キャバ嬢なのです。

お店としてはキャストが足りないから派遣キャバ嬢を呼んでいるのですから、お店が暇だった場合は派遣キャバ嬢はいらないのです。

仮に少しお客さんが入っって来たとしても、人数合わせで来ている派遣キャバ嬢よりも指名という形で次に繋げてくれる可能性のある在籍キャバ嬢を優先してお客さんに着けるため、早上がりの対象は真っ先に派遣キャバ嬢になるのです。

派遣先のお店が合わないことがある

時給や条件を選んでお店を選びそのお店に働きに行っても、そのお店のスタッフやキャストまたは客層が自分に合っていないこともあります。

そうなればその1度だけ我慢して次からそのお店を選ばなければ良いだけなのですが、働きたい日にそのお店しか募集がかかっていないこともあります。

「ここのお店が良かったから働きたい日はここに行きます」と勝手に決めることが出来ないのが派遣なのです。

出勤の度に大荷物

一つのお店に在籍しているキャバ嬢であれば、お店からロッカーが貸し出されて、お店にドレスや靴などの荷物を置いておくことが出来るので、身軽な状態で出勤することが出来るのですが、派遣キャバ嬢となると次に来るかもわからないので荷物を置いて帰るわけにもいかず、毎回仕事に行くたびにドレスなど働くのに必要な荷物を持って行かなくてはいけないのです。

派遣キャバ嬢のルール

派遣に登録する時に登録する会社や働きに行くお店にもよりますが、いくつかルールがあるのです。

見た目が変わった時は派遣会社に連絡をする

真っ黒だった髪を金髪にした、ロングだった髪の毛をショートにした、タトゥーを入れた、整形した、極端に太ったなど派遣会社に登録に行った時の容姿に変化があった場合は派遣会社にどこがどう変わったと連絡を入れる必要があります。

派遣会社は登録の時の見た目を基準にその子に合ったお店を紹介しているのです。

その見た目に変化があると、仕事しに行ったお店の募集条件のNGの当てはまってしまうことになってしまい働かせてもらえずに帰されることもあり、派遣会社と契約店舗の信頼関係も崩れてしまうことになりかねないのです。

ですから、見た目の変化の報告は派遣登録の絶対条件なのです。

働きに行ったお店で派遣とバラしてはいけない

キャバクラ派遣で働きに行ったお店でスタッフはもちろんわかっているので大丈夫なのですが、在籍のキャストや来店されたお客さんに「派遣で来ています」とバラすのは基本的に禁止です。

理由は「派遣が来る=女の子が足りない=良いお店ではないから女の子が残らない」とお店のマイナスイメージに繋がってしまうこともあるためです。

ですから、派遣とは言わず「不定期でお手伝いに来ています」と答えるように指示されているのです。

お客さんと連絡先を交換してはいけない

お客さんに連絡先を聞かれた時の対応もきちんと指示されます。

お店によってはOKなところもたまにありますが、基本的に派遣キャバ嬢にお客さんを他のお店に引っ張って行かれてしまってはお店として損害になってしまうので派遣キャバ嬢とお客さんの連絡先の交換は基本的に「上手にお断りしてください」と禁止されています

派遣先の従業員と連絡先を交換してはいけない

これは派遣会社との決まりです。

派遣登録店舗は人数が足りない時に女の子が直接お店に手伝いに来てくれたら派遣を頼む必要がなくなり派遣会社に契約金を払う必要がなくなるため、派遣キャバ嬢の連絡先を聞いて直接やり取りをしようとするお店があるのです。

そうなってしまっては派遣会社が成り立たなくなってしまうため、派遣会社もそのようなことにならない様に派遣先の従業員との連絡先の交換は契約解除さらに違約金を求めると登録の際に説明を受けます。

そういった事の対策として派遣会社の社員が不定期で契約店補まで見回りに行くこともあるのです。

お店のマイナス評価に繋がるようなことをしてはいけない

「何か問題があればもうそのお店に行かなければいいや」と軽く考え、適当な接客をする派遣キャバ嬢も多いのです。

それを防ぐために、出勤したお店からクレームが入ると数週間から数か月の間派遣で働くことが出来ない「出勤停止」のような扱いになります。

さらに、いい条件のお店の紹介が極端に減るなど派遣会社の評判を落とす行為をするキャストに対しては厳しく対応するのです。


いかがでしたでしょうか?

『キャバクラの手伝い』がどんな意味かお分かりいただけたでしょうか?

「手伝いで来ている」と言われた場合は派遣と察して深く追求しないようにしてあげましょう。

派遣ではない在籍キャストとの連絡先の交換などは自由ですので、LINE交換などはそちらで楽しみましょう。