キャバクラの面接~キャバ嬢を採用する基準って何?~

職業によって面接の内容や採用基準が違ってきますよね?

ではキャバクラの面接はどんなもので、どこを見られているのでしょうか?

今回は一部の女の子しか経験することのない『キャバクラの面接』について書いていきます。

キャバクラの面接

キャバクラの面接で必要なもの

普通であれば面接に必要な物と言えば、履歴書と筆記用具くらいなものでしょう。

しかし、キャバクラの面接をするのであれば持って行かなくてはいけないものがいくつかあります。

・顔写真付き身分証明書

・(その日に体入する予定ならば)ドレスなど働くための物一式

・(必要なお店は)印鑑

・メモ帳、筆記用具

など、面接に行くのにも大荷物になるのです。

こちらの物がなぜ必要なのか、わからないものもあるのではないでしょうか?

ここで簡単に説明させてもらいます。

顔写真付き身分証明書

キャバクラは18歳以上でない人間を雇ってしまうとお店が法に触れてしまい営業していくことが出来なくなってしまいます。

そのため、働きたい子には顔写真付きの身分証(一般的に「免許証」「パスポート」「顔写真付きの住民基本台帳カード(またはマイナンバーカード)」など)の提示を求め、コピーを取ることもあります。

数年前までは保険証などの身分証と高校の卒業アルバムでも良かったお店もありましたが、今ではそれもほとんどのお店でダメなようです。

注意
身分証の提示を求めないお店は法律を守らない危ないお店の可能性が高いのです。

 (その日に体入する予定ならば)ドレスなど働くための物一式

その日のうちに面接が終わり次第、体験入店をする予定なのであれば働くための道具が必要です。

お店によってはレンタルもしているところもありますが「ドレス」「靴」「ヌーブラ」「(必要なお店は)ストッキング」「店内ポーチ」「七つ道具のうちの6つ(ペン、携帯、ハンカチ、ライター、メイク道具、口臭予防品)」が必要になります。

空名刺を(ドリンクチケットがあるお店の場合はこれも一緒に)貰って体入します。

(必要なお店は)印鑑

印鑑は基本的にそのお店で働くことになった時に「お店の決まり」「ここで働くことに同意します」という感じの同意書にサイン捺印を求められた時と体入した場合の日払いを受け取るときに使うお店があります。

どちらともサインのみでOKなお店も多いです。

メモ帳、筆記用具

これはお店から受けた説明をメモするために必要です。

「時給がいくら」「一日何時間以上働いたら日払いがいくらまでもらうことが出来る」「出勤時間の何分前までにお店に来ていないと遅刻扱いになる」など覚えておかなくてはいけないことがたくさんあるのでメモ帳と筆記用具は必須なのです。

キャバクラの面接内容

キャバクラの面接では次の7つのことを中心にやっていきます。

・お店の説明

・履歴書

・(水商売の経験があれば)お客さんをどれくらい呼ぶことが出来るのか

・見た目

・態度

・会話の対応力

・ブランド力

お店の説明

お店の給料形態、給料日はいつなのか、お店の決まり、ノルマや罰金についての説明を受けます。

履歴書

履歴書と言っても皆さんが普段使うような一般的なものではなく、そのお店専用の履歴書が用意されていて面接中にそれを記入します。

内容は

・氏名、住所、生年月日(年齢)

・水商売経験

・希望シフト

・希望時給

・家族や恋人にバレることは大丈夫か

・お酒は飲めるか、タバコを吸うか

などを書くように書いてあるところがほとんどです。

氏名、住所、生年月日(年齢)

これは履歴書に書くことは当たり前のことですね。

ここを見てお店側の人間が身分証に書かれている名前、年齢、住所が間違っていないかを確認します。

それから履歴書に書かれた住所に送りを出す場合いくらかかるかの説明をします。

水商売経験

履歴書の水商売経験の欄に「どこの駅のなんて名前のお店でいつからいつまで時給いくらで働いていたか」を書きます。

それと合わせて、他のお店を辞めた理由も聞かれます。

これを基準にお店のコンセプトに合った接客が出来そうか、採用した場合の時給をいくらに設定するか考えます。

希望シフト

週に何回出勤できるのか、週末は出勤できるのかというところも時給に影響してきます。

希望時給

希望が通るかどうかは置いておいて、働くとしたらいくらくらい出してほしいのかの希望を聞きます。

家族や恋人にバレることは大丈夫か

これは家族や恋人にバレては困るけど働きたいという子のために上がり時間や出勤の日を調整しなくてはいけないためにあらかじめ聞いておくのです。

お酒は飲めるか、タバコを吸うか

「お酒が飲めないから不採用」「タバコを吸うから不採用」という意味ではないです。

お酒を飲めない子ならばなるべく飲まされる席には着けないようにしなくてはいけない、タバコを吸うのであればお店のどこで吸っていいのか、どんな時は吸ってはいけないのかの説明をするために聞きます。

(水商売の経験があれば)お客さんをどれくらい呼ぶことが出来るのか

近場の店、そうでない店であっても、働いていた時のお店のお客さんをどれだけ呼ぶことが出来るのかということが時給や条件を決める時に大きく影響するのです。

見た目

キャバクラで働くのであれば見た目ももちろん重要です。

「顔」「スタイル」はもちろんのこと「清潔感があるか」や「メイクの仕方」まで見られているのです。

見た目はキャバクラの採用、不採用を決めるのに一番最初に見られる判断内容です。

態度

キャバクラの面接では「接客の時さえ頑張ればいいでしょ?」というスタンスの子もたまに見ることがあります。

店の雰囲気を悪くしないためにも普段のスタッフやキャストにどんな対応を取るのかというところまで考えてお店側は見ているのです。

会話の対応力

キャバクラの面接は堅い感じではなく、面接してくれるスタッフと雑談を交えながら行われるために面接中に笑いが起きることもあります。

ここでの雑談の時にどれだけ話すことが出来るのかを見られているのです。

ブランド力

これは「有名店で働いていた」「メディアに顔出ししている」「お店の広告になっていた」などの、この子を採用することで生まれる強みを持っているかどうかというところの話です。

キャバクラの面接まとめ

こういった事から面接に来た子を採用するか、しないかを決定しています。

ここからは「採用された後はどうするのか」と「不採用の場合の原因」についても少し書いていきます。

採用されたら

その段階ではまだ採用ということは伝えませんが、ほぼ採用が確定したら(または純粋に体入の様子を見て決めたい場合は)体入の準備を促します。

もちろん体入はその日でも、別の日でもすることが出来ます。

店内の説明、源氏名を決めて体入

トイレの場所や更衣室の使い方などの説明を受けて、着替えを済ませて源氏名を決めたら体入スタートです。

初心者の場合はお酒の作り方やテーブルの上の状態や座り方などの説明も受けます。

面接のときに「今日の体入を見て働いてもらうか決めさせてもらいます」と言われることもありますが、この段階まで来ていれば体入の態度がよっぽどひどくなければ、ほぼ採用が決定しています。

これからの出勤のシフトなどの話

体入が終わって採用が確定したら、「いつから出勤して何曜日出るのか」「時給はいくらで条件はこう」という話をします。

話がまとまったところで送りで帰宅し、決めた日に次回から出勤という感じになります。

不採用の理由

面接で不採用の場合は体入すら断られます。

ではキャバクラの面接では何が理由で断られるのか説明していきます。

見た目

元々の顔が整っているかどうかも大切ですが、それには個人差がありますので一番重要とされているわけではありません。

あまりにひどいと話は別ですが…。

見た目で大きく影響するのは「メイクの仕方」と「体系」なのです。

面接だけだからとすっぴんで来るなんて話になりません。

即「やる気がない」と判断されます。

面接であってもきちんと綺麗にしてくることが当たり前なのです。

メイクが下手で汚すぎるのも「お客さんを不快にさせる可能性がある」と不採用になります。

「体系」もそうです。

キャバクラで働くからには体系に気を遣うことが出来ないのはアウトです。

多少の崩れくらいであれば見逃されますが、あからさまに太っていたり拒食症なのかと思うほど痩せすぎているのも不採用の対象です。

リストカットや根性焼きなどもほとんどのお店で不採用です。

タトゥーはお店にもよりますが隠せないところに入っていると不採用にされることが多いです。

年齢

あまりにも年齢がいっている、または18歳に満たないと不採用です。

キャバクラだと年齢がいっていたとしても35歳くらいまでが限界でしょう。

見た目がとてつもなく若いとかであれば例外もあることもあります。

コンセプト

お店のコンセプトに合っていないと判断されると不採用となります。

例えば、落ち着いた客層が多く、働いているのも綺麗で落ち着いた女の子が多いお店にキャピキャピしたギャル系の子が面接に行ったりするとお店のコンセプトに合っていないとなるのです。

態度が悪い

面接のときにずっと携帯をいじっていたり、スタッフに対して無愛想であったり、すれ違うキャストに挨拶ができないなど、態度があまりに悪ければどんなに容姿が良かったとしても「お店の雰囲気を悪くしかねない」という理由で不採用になりなす。

希望が高すぎる

実力と希望にあまりにも差がありすぎると「希望に副うことができません」と不採用です。

「呼ぶことのできるお客さんもいません、経験もあまりありません、でも高い時給が欲しいです」と言われてもお店は受け入れることはできないのです。

過去のお店の勤務期間がすべて短期間

初めから「大学の夏休みの間だけ働きたい」などの理由があれば別なのですが、何の理由もなく短期間でお店を辞めて、次のお店へ移ってと繰り返した子は「採用しても短期間で辞めるんだろうな」と判断されて不採用となります。

採用したとしても短期間で辞められて、そのお店でつかんだお客さんを他のお店に呼ばれてしまってはお店の損害になってしまうからです。

面接で他のお店を辞めた理由を聞くのもこう言った理由からです。


いかがでしたでしょうか?

お店や地域によって多少の違いはありますが、キャバクラの面接は大体こんな感じです。

会話力も試されるので企業の面接と違って、フランクな対応をされるので話しやすさはありますが、そこも見られているんだとわかっているとやはり多少は緊張してしまうものです。

キャバクラの面接も「顔」や「スタイル」だけではなく意外にしっかりとした面接をされるのです。

例え顔が可愛くない、綺麗でないと判断されたとしても「お客さんを楽しませることのできる子」だと判断されれば採用されることもあるのです。

逆にいくら可愛かったり綺麗であっても「お客さんを楽しませる努力をしない子」だと面接で落とされてしまうのです。

こういった事からキャバクラで働いている子が全員が全員可愛いわけではないのです。

キャバクラで働けるのは「可愛い子・綺麗な子」ではなく「お客さんを楽しませる努力ができる子」なのです。